生きる意味って誰でも模索すると思うんです。
仕事が生きる意味。
趣味が生きる意味。
恋人が生きる意味。
家族が生きる意味。
人を幸せにすることが生きる意味。
自分が幸せになることが生きる意味。
必死に毎日毎日全力で走り抜けて、
生きる意味を頭で考えなくても心が追い求めています。
それでも時々つまづくときがあります。
仕事を失ったとき、
信頼を失ったとき、
大切な人を失ったとき、
そんな時は人は生きる意味を見つけられなくなります。
そして立ち止まって、くらーくてしめっている心にそっと降り立ち、
人は自分に問いかけるんです。
生きる意味ってなんだろう。
僕もしばらくそんな心の奥底に沈んでいました。
自分の生きる意味を見失っていました。
社会の「こうあるべき」を追い求め、
それに相反するきらきらした夢は遠くにおしのけ、
好きな人と手をつないでいることもできず、
家族の愛も感じられない。
考えれば考えるほどその思考は円を描いているようで、
横から見れば螺旋を下っていました。
僕は生きる意味を問いました。
なんのために生きるの?
成功するため?
成功したらどうなるの?
幸せになれる?
成功ってなんなのか。
それって他人が定義するものなんじゃないの。
幸せってなんなのか。
それって自分が定義するものなんじゃないの。
他人であれ自分であれ、誰かが定義するものなんて真理じゃない。
それは誰かが作り上げたものだ。
何が真理だ?
生き物の本来の生きる目的って子孫を残して自分の遺伝子をつないでいくことなんじゃないか?
でもなんのために子孫を残す?
地球のライフサイクルを回し続けるためか?
地球のライフサイクルを保ってなんになる。
たまたま起きた大爆発で、ぽっかり浮かんだ宇宙の中に、
たまたまくっきり生まれた地球で、たまたま息するこの僕達。
僕らに生きる意味なんてなかったんだ。
生きる意味なんてないのです。
生きる意味がなかったら死ぬのか?いいえ違います。
生きる意味はないけども、苦しむ必要はありません。
わざわざ痛かったり、息ができなかったり、血が出たり、そんなことをする必要はありません。
じゃあ何に向かって生きていくのか、
一度目をつぶって深呼吸をしてみてください。
あなたの心の中に答えはあります。
どうせ生きる意味なんてないのだから、あなたの好きなように生きればいいのです。
ただし、人の邪魔をしてはルール違反です。
たった一つのルール、人の邪魔をしない。
それだけを守ってあなたのなんの意味もない、
でも愛しくて一つだけのきらきらした命を楽しんでください。
僕らに生きる意味なんてないのです。